著者
大久保 剛
出版者
公益社団法人 日本油化学会
雑誌
オレオサイエンス (ISSN:13458949)
巻号頁・発行日
vol.20, no.4, pp.157-162, 2020 (Released:2020-04-08)
参考文献数
22
被引用文献数
2

コリン化合物は,生体の細胞膜を構成し,神経伝達物質のアセチルコリンの前駆物質としての役割を担っている。このように生体にとっては重要な物質である。運動の視点で見ると,トップアスリートでも激しい運動をすると体内のコリン化合物は消費されていく。そして,神経伝達が上手く行かずにパーフォーマンスが落ちてくる。これらのメカニズムを検証しながらコリン化合物と運動機能との関係を概説する。

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”アメリカでは FDAが既に「コリン」をビタミ ン様物質として認めており,ライフステージに応じて摂取基準が定められている。特に妊婦,授乳期の女性など はコリンの摂取強化が指摘されている。” しかもなかなか足りないんですよね
@NydtyV3ODjb3cEB 調べてみたけどやっぱコリン重要ですね。ちなみに体内でコリンから生合成されるα-GPCとホスファチジルコリンが脳関門突破できるみたいです。 ここらへんのPDFもなかなか興味深いのでよろしければ是非。 https://t.co/r7nZ7VD6yO (コリン化合物の重要性と運動機能への影響)

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