著者
高田 俊二
出版者
社団法人 日本写真学会
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.77, no.2, pp.76-82, 2014 (Released:2016-09-28)
参考文献数
26

欧州で興った写真術は,アメリカでフィルム産業として発展し,現在日本でデジタル産業として定着している.本技術史 では,写真産業の流れを導いたコンセプトとその技術革新のレビューを行う.その第一弾として,1870年代のイギリスにおける乳剤時代の幕開けに焦点を当てる.携帯可能な乳剤の提案に基づく乾燥乳剤ペリクルの開発中に見出された高感度技術オストワルド熟成によって新しい写真乾板産業が興った.

言及状況

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後に英国harrowにあったKodak工場に買収されKodakのブランドになるわけだ。 https://t.co/2phf4b8ZhZ
ガラス乾板でもパンクロ感材を使った物も有れば、初期のフィルムの様に青にしか感じないレギュラーの物も有りますので「乾板かフィルムか」と云う区分は余り意味が無いです。技術史的なのはこの辺とか。>>https://t.co/ewKZL2KF1i

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