著者
鏡原 崇史
出版者
一般社団法人 日本保育学会
雑誌
保育学研究 (ISSN:13409808)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.109-119, 2017 (Released:2018-03-16)
参考文献数
44
被引用文献数
1

本研究の目的は,幼児にとって理解しやすい表情素材(線画・イラスト・大人写真・幼児写真)とはどのようなものであるか,さらに,大人から見て幼児の意図表情は表情としてどの程度適切であり、理解しやすいものであるのかという点について明らかにすることである。実験の結果,表情理解に関しては,年少児頃には表情素材の種類を問わず基本的な表情の理解が可能であることが示された。表情表出に関しては,喜び表情では大人が理解しやすい表情を表出することができるものの,悲しみや怒り表情は大人から見て理解しにくい表情であることが明らかとなった。

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幼児期における表情理解と表情表出 Ⅰ.問題と目的 1.表情の役割 家庭や保育園,幼稚園など,他者と関わるす べての状況において,子どもたちは他者の思い を読み取ったり,他者に自己の思いを伝えよう としたりしている。 https://t.co/t3KrLa58SY
@s2S1ryjn9KVviNt 直接的にマスクが与える悪影響の論文はありませんが、例えば発達心理学分野において乳幼児期の表情理解や表情表出の機会がいかにコミュニケーションにおいて大切かなどを示唆するものはあり、そこからマスク常用の悪影響を推察することは容易です。 https://t.co/Usx4efnclX
@gakusei_hosyu 【乳幼児期における表情理解と表情表出】 https://t.co/Usx4efnclX マスク着用と医学的なデメリットという話でましたが、子供の発達も医学的な話ですよね。 ⤴️のリンクとはまた別の話ですが、乳幼児期の表情の認知能力獲得は、その時期特有であり不可逆的という話している専門家もあるようです。

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