著者
鏡原 崇史
出版者
一般社団法人 日本保育学会
雑誌
保育学研究 (ISSN:13409808)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.109-119, 2017 (Released:2018-03-16)
参考文献数
44
被引用文献数
1

本研究の目的は,幼児にとって理解しやすい表情素材(線画・イラスト・大人写真・幼児写真)とはどのようなものであるか,さらに,大人から見て幼児の意図表情は表情としてどの程度適切であり、理解しやすいものであるのかという点について明らかにすることである。実験の結果,表情理解に関しては,年少児頃には表情素材の種類を問わず基本的な表情の理解が可能であることが示された。表情表出に関しては,喜び表情では大人が理解しやすい表情を表出することができるものの,悲しみや怒り表情は大人から見て理解しにくい表情であることが明らかとなった。
著者
増本 達彦 鏡原 崇史
出版者
日本・美術による学び学会
雑誌
美術による学び (ISSN:24356573)
巻号頁・発行日
vol.3, no.5, pp.1-19, 2022 (Released:2023-03-03)

本研究では、保育士・幼稚園教諭を目指す大学生における①造形表現活動の好き嫌いの割合、②造形表現活動を好きになる要因及び嫌いになる要因を明らかにすることを目的とした。保育学生83 名に対してアンケート調査を行った結果、「好き」49 名(59%)、「嫌い」18 名(22%)、「どちらでもない」16名(19%)と、保育学生の半数以上が造形表現活動に対して肯定的なイメージを有していることが示された。また、好き嫌いの理由について計量テキスト分析を行った結果、造形表現活動における正解のなさや「他者」の存在が「好き」の要因であると同時に、「嫌い」の要因でもあることが示された。「他者」の存在は、多様性に気づく要因の一つであり、同時に劣等感の原因や「自己」の努力の成果を脅かす存在とも捉えられていた。さらに、技術的な困難も「嫌い」の要因として影響していることが明らかとなった。以上をふまえ、保育学生が造形表現活動を好きになるような教授方法についての提案を行った。
著者
鏡原 崇史 若松 昭彦
出版者
心理科学研究会
雑誌
心理科学 (ISSN:03883299)
巻号頁・発行日
vol.40, no.2, pp.13-27, 2019 (Released:2020-02-10)
参考文献数
42
著者
鏡原 崇史
出版者
心理科学研究会
雑誌
心理科学 (ISSN:03883299)
巻号頁・発行日
vol.40, no.2, pp.43-55, 2019 (Released:2020-02-10)
参考文献数
48