著者
川合 春平 武田 陸 谷口 守
出版者
公益社団法人 日本都市計画学会
雑誌
都市計画報告集 (ISSN:24364460)
巻号頁・発行日
vol.21, no.2, pp.122-129, 2022-09-09 (Released:2022-09-09)
参考文献数
24

近年、地方部を中心に人口減少やモータリゼーションによる地域公共交通の縮小が問題となっている。衰退する地域公共交通を国や自治体の補助で維持をする例も多いが限界がある。こうした地域公共交通を社会全体で維持していく場合に、市民が定額を払うことでサービスを利用・維持するサブスクリプション形平準化運賃制度の検討が重要であると考えられる。そこで本研究では地域公共交通の維持管理費を市民が負担することで地域公共交通が乗り放題となる仕組みの実現可能性を検討した。その結果、一人当たり約5万円の負担で全国の地域公共交通が維持できることが明らかとなり、市民の多くが受容できるような負担で平準化運賃制度を実現できることが示された。

言及状況

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ちなみに枠で言ってた「国民全員が年間5万出せば交通機関乗り放題になる」という研究についての報告書がこちらになります。 J-STAGE Articles - 全国乗り放題サブスクリプション型公共交通運賃制度の提案 https://t.co/5lFif7fP8i
「猫のサブスク」とやらが物議を醸してたとき、公共交通のサブスクとかできないかななんて考えてたけど、真面目に検討している人達がいたんだね 全国乗り放題サブスクリプション型公共交通運賃制度の提案 https://t.co/dZ6iY6eaSx
これどういう基準の試算かはあまり読んでも判然としなかったんですが、国民が年間5万円出せば鉄道・バスが乗り放題になり交通機関が維持できるという研究結果があります https://t.co/K4svSGDGyk

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