著者
三好 圭 大平 雅美 GOH Ah-Cheng 神應 裕
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.31, no.6, pp.829-833, 2016 (Released:2016-12-22)
参考文献数
19
被引用文献数
1 1

〔目的〕仰臥位用(SE)と自転車(BE)エルゴメーターを用いて姿勢の違いによる筋活動量への影響を検討すること.〔対象と方法〕男子学生11名とした.負荷量は10 W,20 W,30 W,43 W(BEは44 W),75 W(BEは76 W)とした.筋電図より得られる内側広筋,大腿直筋,大腿二頭筋,前脛骨筋,腓腹筋外側頭,ヒラメ筋,脊柱起立筋,腹直筋の最大等尺性随意収縮(MVC)を用いて%MVCを求めた.〔結果〕BE,SEともに負荷量が上がると%MVCも上がる傾向にあった.BEと比較すると前脛骨筋,内側広筋,脊柱起立筋でSEの%MVCの平均が有意に低かった.〔結語〕SEは下肢の筋力増強トレーニングとして利用できる可能性はあるが,筋力低下のある透析患者での検討が必要である.

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通常の自転車エルゴメータと臥位エルゴメータ(てらすエルゴ)の筋活動(%MVC)を健常人で比較した検討。前脛骨筋、内側広筋、脊柱起立筋は低値。大腿直筋、大腿二頭筋、腓腹筋外側頭、ヒラメ筋、腹直筋に差なし。透析患者で検討必要と。この差がアウトカムにどれだけ影響するか。 https://t.co/NGBSGNaKaU

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