著者
片桐 利真 妻屋 昌秀
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.60, no.1, pp.35-39, 2021-02-15 (Released:2021-02-16)
参考文献数
6

使い捨て手袋は,実験室レベルの有機溶媒作業において保護具として頻繁に使用されている.しかし,用いられる素材の多くは親油性であり,有機溶媒を吸着・透過する.本研究では使い捨て手袋(ラテックス,ニトリル,ウレタン,サニメント(ポリエチレン))の有機溶媒(ヘキサン,トルエン,塩化メチレン,2- プロパノール)及びその蒸気の吸着・透過を検討した. その結果,ゴム手袋は有機溶媒の液体だけではなく,溶媒蒸気を吸着・透過した.特に塩素系有機溶媒は,良く吸着・透過した.

言及状況

外部データベース (DOI)

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塩素系溶媒を投下しない手袋はありません。 最近それについて論文を書きました 「安全工学」2021, 60(1), 35-39. https://www.jstage.jst.go.jp/article/safety/60/1/60_35/_article/-char/ja/ 円かメチレンについていろいろ試した結果、ゴムではないのですがポリエチレン製のサニメント手袋がまだましでした。 ...

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