著者
森本 元
出版者
一般社団法人 色材協会
雑誌
色材協会誌 (ISSN:0010180X)
巻号頁・発行日
vol.89, no.6, pp.184-190, 2016-06-20 (Released:2016-09-20)
参考文献数
42
被引用文献数
1

地球上に生息する生物は,さまざまな色彩を有する。中でも鳥類は,色が多様な生物群と考えられている。地球の自然環境で,生物は互いに相互関係の中で生きており,そこには色が社会的信号として機能している。例として,捕食-被食関係における隠蔽色や,雄の鮮やかさに対する雌の選り好みといった性選択がこれにあたる。いずれも,生物における進化のメカニズムがその背景にある。本稿では,鳥類の羽毛の発色様式の違いや,生態における機能とその背景,鳥類の視覚,さらにそれらを応用したバイオミメティクスといった,鳥学において色にまつわるテーマを包括的に概説する。

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@chloedupont_com この辺りを参考にしました https://t.co/EJuAuouBCn
https://t.co/ImMHBV9Xlp 食餌によるものではないのかな…… メラニン生合成経路のどこでしんでるのかによって変わりそう https://t.co/scX1iXbqBA

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