著者
中村 智幸
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.81, no.2, pp.274-282, 2015 (Released:2015-03-20)
参考文献数
19
被引用文献数
8

レジャー白書の「釣り」に関するデータをもとに,日本における遊漁の推移を分析した。1998 年前後以降,参加率,参加人口,参加希望率は経年的に減少していた。しかし,参加順位,潜在需要は減少しておらず,レジャーの中で低くなかった。年間活動回数は減少していたが,1 回当たり費用は減少しておらず,2010 年前後の年間総支出額は約 5,000 億円であった。このように,遊漁は国民にとって重要なレジャーのひとつである。今後は魚種別や釣り方の似通った魚種群別に分析を行い,具体的な振興策を検討する必要がある。

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1984年〜2010年の釣り参加率グラフが載ってる

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