著者
中村 智幸 片野 修 山本 祥一郎
出版者
Japanese Society for Aquaculture Science
雑誌
水産増殖 (ISSN:03714217)
巻号頁・発行日
vol.52, no.3, pp.287-291, 2004-09-20 (Released:2010-03-09)
参考文献数
30
被引用文献数
1

コクチバスによる在来魚への捕食圧を軽減するうえでの水草帯設置の効果を実験的に検証した。屋外実験池8面のうち4面に, クサヨシを1m2の範囲に100本植え, 他の4面は無植栽とした。そして, 各池にコクチバス3尾とフナおよびウグイを各20尾放流し, 1期14日間, 計2期, フナとウグイの被食数を調べた。その結果, 両種ともにクサヨシ帯を設置した池では, 被食数が有意に減少することが明らかになった。この結果は, 自然水域における水草帯の保全・拡大が, コクチバスによる在来魚への捕食圧を軽減するうえで効果的であることを示す。
著者
土居 隆秀 中村 智幸 横田 賢史 丸山 隆 渡邊 精一 野口 拓史 佐野 祐介 藤田 知文
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.71, no.3, pp.348-353, 2005 (Released:2005-07-20)
参考文献数
31
被引用文献数
2 2

実験池において,イワナとヤマメの体内に残留させた釣り鈎の動向を調査した。両種ともに,口腔に残留させた餌釣り用と毛鈎釣り用の鈎はいずれも 21 日以内にその多く(70.0~100%)が脱落した。口腔より奥に残留させた餌釣り用の鈎の体外への排出率は 21 日後に 0~16.7% であり,81 日後でも 15.0~50.0% であった。口腔より奥に残留させた鈎の多くは 81 日後には錆びていたが,崩壊したものは少なかった。以上の結果から,口腔に残留させた鈎は比較的短期間で脱落するが,口腔より奥に残留させた鈎は体外に排出されにくいことが明らかになった。
著者
中村 智幸
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.85, no.4, pp.398-405, 2019-07-15 (Released:2019-07-31)
参考文献数
34
被引用文献数
1 13

インターネットアンケート調査により,2015年の日本の釣り人数を推定した。釣り人数は海面487.5万人,内水面336.0万人,釣り堀・管理釣り場177.7万人であった。釣り堀・管理釣り場を除く自然水面についてみると,釣り人の割合は海面59.2%,内水面40.8%であった。内水面の上位8魚種の釣り人数はヤマメ・アマゴ118.8万人,イワナ88.7万人,ニジマス82.4万人,アユ77.6万人,フナ76.7万人,ブラックバス66.6万人,コイ56.1万人,ウグイ35.5万人であった。
著者
土居 隆秀 中村 智幸 横田 賢史 丸山 隆 渡邊 精一 野口 拓史 佐野 祐介 藤田 知文 TAKAHIDE DOI TOMOYUKi NAKAMURA MASASHI YOKOTA TAKASHI MARUYAMA SEIICHI WATANABE HIROFUMI NOGUCHI YUSUKE SANO TOMOFUMI FUJITA 栃木県水産試験場 (独)水産総合研究センター 東京海洋大学海洋生物資源学科 東京海洋大学海洋環境学科 東京海洋大学海洋生物資源学科 東京海洋大学海洋環境学科 東京海洋大学海洋環境学科 東京海洋大学海洋生物資源学科 Tochigi Prefectural Fisheries Experiment Station Freshwater Fisheries Research Division National Research Institute of FIsheries Science Department of Aquatic Biosciences Department of Marine Environmental Sciences Tokyo University of Marine Science and Technology Department of Aquatic Biosciences Department of Marine Environmental Sciences Tokyo University of Marine Science and Technology Department of Marine Environmental Sciences Tokyo University of Marine Science and Technology Department of Aquatic Biosciences
出版者
日本水産學會
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.70, no.5, pp.706-713, 2004-09-15
参考文献数
28
被引用文献数
2 3

イワナ・ヤマメ養殖魚の小型魚と大型魚の釣獲放流後の死亡率と成長を実験池において調査した。餌釣り, 毛鈎釣りともに, 口腔にかかった鈎を除去した場合, いずれの魚種においても死亡率は低かった。餌釣りで口腔より奥にかかった鈎を除去した場合, イワナ小型魚とヤマメ大型魚では死亡率は高かった。口腔にかかった毛鈎を残留させた場合, イワナ大型魚では死亡率は高かった。死亡のほとんどが釣獲放流後14日以内に観察された。釣獲方法, 鈎がかりの部位, 鈎の処理方法は成長と肥満度に影響しなかった。
著者
中村 智幸
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.81, no.2, pp.274-282, 2015 (Released:2015-03-20)
参考文献数
19
被引用文献数
8

レジャー白書の「釣り」に関するデータをもとに,日本における遊漁の推移を分析した。1998 年前後以降,参加率,参加人口,参加希望率は経年的に減少していた。しかし,参加順位,潜在需要は減少しておらず,レジャーの中で低くなかった。年間活動回数は減少していたが,1 回当たり費用は減少しておらず,2010 年前後の年間総支出額は約 5,000 億円であった。このように,遊漁は国民にとって重要なレジャーのひとつである。今後は魚種別や釣り方の似通った魚種群別に分析を行い,具体的な振興策を検討する必要がある。
著者
中村 智幸
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
pp.18-00050, (Released:2019-06-20)
参考文献数
34
被引用文献数
13

インターネットアンケート調査により,2015年の日本の釣り人数を推定した。釣り人数は海面487.5万人,内水面336.0万人,釣り堀・管理釣り場177.7万人であった。釣り堀・管理釣り場を除く自然水面についてみると,釣り人の割合は海面59.2%,内水面40.8%であった。内水面の上位8魚種の釣り人数はヤマメ・アマゴ118.8万人,イワナ88.7万人,ニジマス82.4万人,アユ77.6万人,フナ76.7万人,ブラックバス66.6万人,コイ56.1万人,ウグイ35.5万人であった。
著者
片野 修 中村 智幸 山本 祥一郎 阿部 信一郎
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.70, no.6, pp.902-909, 2004 (Released:2005-07-08)
参考文献数
25
被引用文献数
8 9

浦野川において魚類の種組成, 個体密度, 成長率および食物関係について調査した。合計で14種, 7,052個体の魚類が採集された。オイカワがもっとも優占し40%以上の個体数を占め, ついでドジョウ, ウグイ, カマツカが多かった。これらの魚種は6月から8月にかけて正の成長を示した。大半の魚はユスリカなどの水生昆虫を捕食していたが, オイカワだけは底生藻類を主食としていた。浦野川の調査区においてはナマズなどの魚食性魚類がほとんど生息しておらず, その生態的地位が空白となっている。したがって, オオクチバスなどの外来魚食魚の侵入が危惧される。
著者
片野 修 中村 智幸 山本 祥一郎
出版者
公益社団法人日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.69, no.5, pp.733-737, 852, 2003-09-15
被引用文献数
2 5

水槽内でブルーギルに捕食されるモツゴの個体数および最大体長を調べた。初期標準体長が2.5〜7.9cmの生きたモツゴ15個体と,標準体長5.7〜14.3cmのブルーギル1個体を水槽に収容し,ブルーギルによるモツゴの捕食を10日間調べた。体長5.7cmの1個体を除くすべてのブルーギルがモツゴを捕食した。ブルーギルに捕食されたモツゴの最大体長および総重量はブルーギルの体長と相関し,1個体のブルーギルは最大で1日あたり5.8g(ブルーギルの体重の5.6%)のモツゴを捕食した。
著者
中村 智幸 片野 修 山本 祥一郎
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.70, no.5, pp.745-749, 2004 (Released:2005-07-08)
参考文献数
27
被引用文献数
4 2

コクチバスとオオクチバスの成長に対する流水と水温の影響を実験的に検討した。給餌下では, 両種ともに流水池と止水池との間で成長率に有意差は認められなかった。しかし, オオクチバスに対するコクチバスの成長比は, 水温の低い時期に大きかった。無給餌下では, オオクチバスの体重の減少率は止水池に比べて流水池において大きかったが, コクチバスでは両池の間で体重の減少率に有意差は認められなかった。以上の結果は, コクチバスのほうがオオクチバスに比べて, 流水と低水温に対する適応能力において優れていることを示している。
著者
松田 圭史 関根 信太郎 中村 智幸
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.89, no.5, pp.438-446, 2023-09-15 (Released:2023-09-23)
参考文献数
15

2017年度の全国の内水面漁協の業務報告書から,各組合の主要放流種(類)とこれらの放流漁場を抽出および分類した。解析を行った470組合の中から,総収入額に占める遊漁料収入額の比率が高い47組合(上位47組合と略す)を抽出し,その遊漁の特徴を解析した。上位47組合はワカサギやゲンゴロウブナを主要放流種(類)として,湖沼に放流していることが明らかになった。上位47組合の85.1%が人口の多い都府県やその隣県に存するか,人口の多い都府県からアクセスの良い県に存することがわかった。
著者
福冨 則夫 中村 智幸 土居 隆秀 武田 維倫 尾田 紀夫
出版者
The Ichthyological Society of Japan
雑誌
魚類学雑誌 (ISSN:00215090)
巻号頁・発行日
vol.49, no.1, pp.53-58, 2002-05-24 (Released:2010-06-28)
参考文献数
16

Twenty-one specimens of the Pacific lamprey, Entosphenus tridentatus, were collected from the Hoki (8 specimens), Yusaka (11 specimens) and Arakawa Rivers (1 specimen), all tributaries of the Naka River, and the mainstream of the Naka River (1 specimen), Tochigi Prefecture, central Japan, between August 1999 and April 2001. Seven spawning redds, possibly constructed by Entosphenus tridentatus, were found in the Yusaka River on May 2 and 11, 2000, eggs being observed in one of them. Two specimens, collected from the Yusaka River and reared in an aquarium with a gravel substrate, subsequently spawned about 1000 eggs being observed in the redd. Forty-one of the eggs were reared at 15°C in an electric incubator, hatching starting 13-17 days after spawning. The hatching percentage was 92.7%, the accumulative temperature to hatching being between 195 and 255°C.
著者
中村 智幸 丸山 隆 渡邊 精一
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.67, no.1, pp.105-107, 2001-01-15 (Released:2008-02-01)
参考文献数
12
被引用文献数
8 9

1983年4月に禁漁にされた石川県手取川水系尾添川支流蛇谷において, 1984年から1989年にかけてイワナ自然個体群の個体数変化を追跡調査した。個体識別した標識再捕調査の記録をJolly-Seber法にあてはめて個体数を推定した。禁漁区上流部(流程約1.4km)における1歳以上の個体数は1984年11月から1986年8月まで48∿310尾と少なかったが, 1986年11月以降487∿1516尾に増加し, イワナの増殖に対して禁漁が有効であることが示唆された。
著者
中村 智幸
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.65, no.3, pp.434-440, 1999-05-15 (Released:2008-02-01)
参考文献数
30
被引用文献数
16 14

1996年10月から1997年3月にかけて, 利根川水系鬼怒川の小支流において, イワナの人工産卵場の造成と産卵状況調査を行った。10月中旬に, 丸太, 石, 礫を材料に, 幅2m, 長さ6mと9mの産卵場を早瀬に1カ所ずつ造成した。造成の翌日から11月中旬にかけて, 人工産卵場と自然の産卵場でイワナの産卵行動が観察された。1月初旬に産卵場を掘り返し, 2カ所の人工産卵場で計51卵室と8101粒の卵, 10カ所の自然の産卵場で12卵室と2119粒の卵をそれぞれ確認した。発眼率の平均値は人工産卵場78.0%, 自然の産卵場60.1%で, 人工産卵場のほうが有意に高かった。3月中旬には人工産卵場, 自然の産卵場ともにふ化仔魚を確認した。以上の結果から, イワナの増殖に対して人工産卵場の造成は有効な手段のひとつになると考えられた。
著者
中村 智幸
出版者
日本水産増殖学会
雑誌
水産増殖 (ISSN:03714217)
巻号頁・発行日
vol.67, no.3, pp.265-269, 2019-09-20 (Released:2020-09-20)
参考文献数
15

全国の15歳から79歳の1,000人(男女各500人)を対象にしたインターネットアンケート調査により,内水面の漁業協同組合に対する国民の認知率(組合の存在が国民の何%に知られているか)と認識(組合の存在が国民にどのように思われているか)を調査した。 62.2%の人々が内水面の組合の存在を知っていた。認知率は男女ともに高齢者ほど高く,男性の方が高かった。多くの人々が組合に対して好印象を持っており,今後も組合はあったほうが良いと思っていた。組合があった方が良いおもな理由は,組合が「水産資源を管理しているから」,「川や湖の環境を保全しているから」であった。しかし,高齢の男性ほど組合はない方が良いと思っていた。組合がない方が良いおもな理由は,組合が「既得権を主張するから」,「川や湖を独占しているから」,「自分たちだけ良ければ良いと考えているから」であった。
著者
中村 智幸
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.86, no.3, pp.214-220, 2020-05-15 (Released:2020-05-29)
参考文献数
15
被引用文献数
1 5

インターネットアンケート調査により,2017年の日本の潜在釣り人数を推定した。潜在釣り人数は海面219.5万人,内水面119.0万人,釣り堀・管理釣り場58.3万人であった。釣り堀・管理釣り場を除く自然水面についてみると,潜在釣り人の割合は海面64.8%,内水面35.2%であった。内水面の上位8魚種の潜在釣り人数はアユ26.2万人,バス類24.6万人,ヤマメ・アマゴ16.6万人,フナ類13.2万人,イワナ9.9万人,ニジマス9.6万人,コイ5.9万人,ウグイ2.9万人であった。
著者
中村 智幸
出版者
Japanese Society for Aquaculture Science
雑誌
水産増殖 (ISSN:03714217)
巻号頁・発行日
vol.66, no.1, pp.85-87, 2018 (Released:2019-03-20)
参考文献数
21

A total of 800 hatchery-reared white-spotted charr Salvelinus leucomaenis fry (underyearlings) were stocked into a study site in the Nakatagiri River, central Japan, during autumn of every study year from 2011 to 2015 and 22 stocked charr were recaptured from 2013 to 2016. Of the recaptured charr, 20 charr (90.9%) were age 1+, 2 charr (9.1%) were age 2+, and no > age 3+ charr was recaptured. The results suggest low effectiveness of fry stocking to enhance the > age 2+ charr population.
著者
中村 智幸
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
pp.19-00034, (Released:2020-03-31)
参考文献数
15
被引用文献数
5

インターネットアンケート調査により,2017年の日本の潜在釣り人数を推定した。潜在釣り人数は海面219.5万人,内水面119.0万人,釣り堀・管理釣り場58.3万人であった。釣り堀・管理釣り場を除く自然水面についてみると,潜在釣り人の割合は海面64.8%,内水面35.2%であった。内水面の上位8魚種の潜在釣り人数はアユ26.2万人,バス類24.6万人,ヤマメ・アマゴ16.6万人,フナ類13.2万人,イワナ9.9万人,ニジマス9.6万人,コイ5.9万人,ウグイ2.9万人であった。
著者
中村 智幸
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
pp.17-00069, (Released:2018-06-08)
参考文献数
26
被引用文献数
8

内水面漁協の経営改善のため,アユとイワナ,ヤマメ等の渓流魚の放流事業の採算性を検証した。アユ,渓流魚ともに,放流経費と漁業権行使料・遊漁料の受入額の間に有意な正の直線関係が認められた。回帰式の傾きはアユでは0.55,渓流魚では1.20であり,アユのほうが有意に小さかった。このように,アユでは放流経費の約半分しか漁業権行使料・遊漁料で回収できておらず,アユの放流事業の採算性は低かった。放流経費と漁業権行使料・遊漁料の受入額の関係から,アユ,渓流魚それぞれについて放流事業の収支の評価指標を作成した。
著者
片野 修 中村 智幸 山本 祥一郎 阿部 信一郎
出版者
水産増殖談話会
雑誌
水産増殖 (ISSN:03714217)
巻号頁・発行日
vol.53, no.2, pp.115-119, 2005-06-20
被引用文献数
4

外来魚ブルーギルは日本全国の湖沼や河川に拡まっており、水産有用魚種や生態系への影響が危惧されている。しかし日本の河川上中流域におけるブルーギルの生態についてはほとんど報告がない。著者らは長野県の千曲川の1支流である浦野川のAa-Bb移行型の河川形態区間で、2003年の6月及び7月に75個体のブルーギルを電気ショッカーによって採捕した。すべてのブルーギルは岸から1m以内で採捕され、その空胃個体は75個体中8個体にすぎなかった。胃内容物充満度は平均0.63%で、最大で2.86%に達した。ブルーギルは主にユスリカ科の幼虫を摂食し、そのほかカゲロウ科やトビケラ科の幼虫及び陸生昆虫を捕食していた。ブルーギルの食性は浦野川の在来魚の何種かといちじるしく重複していた。ブルーギルは河川の魚類群集に負の影響を与えると考えられ、根絶される必要がある。