著者
山田 英徳
出版者
日本笑い学会
雑誌
笑い学研究 (ISSN:21894132)
巻号頁・発行日
vol.19, pp.86-95, 2012-07-21 (Released:2017-07-21)

欧米では80年代ごろから笑いが治療法の一つとして認識されるようになった。また、笑いは病院や老人ホーム、小児病棟や福祉施設などで、心や身体の病気に対し癒しの効果を上げている。しかし、笑いの生理学的な分野からの解明や実践的試みがされてきているが、脳機能からアプローチした研究はほとんど皆無である。そこで、我々はこの笑いに注目し、特に微笑みというものが相手に対してどのように影響を与えているのかについて、脳血流量の測定を行った。その結果、検者が被検者に微笑みかけるだけで被検者の前頭前野の脳血流量が上昇することが分かった。そこで、初対面の人、顔見知りの人、親しい人など被検者と検者の関わる度合いによって、微笑みが相手に与える影響についてどうなるかを研究した。我々医療従事者は、患者さんと関わるときに微笑みかけることがある。医療従事者と患者さんとの関係において、この微笑みがどのようなものなのか考えてみる。

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常葉大学教授 山田英徳 「自らが微笑むという行為や、微笑みかけられた場合に、前頭前野の脳血流量が増加するということが分かった。また、作り笑いであっても、笑いにおいて快感情が誘発され、作り笑いから自然の笑いへと変化することがわかった」 https://t.co/2rnFKJTC8E https://t.co/cSKUZ0WeLF
検者が被検者に微笑みかけるだけで被検者の前頭前野の脳血流量が上昇⇒微笑みと脳血流について https://t.co/gOBI37orUR

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