著者
伊藤 誠悟 河口 信夫
出版者
一般社団法人 電気学会
雑誌
電気学会論文誌. C, 電子・情報・システム部門誌 = The transactions of the Institute of Electrical Engineers of Japan. C, A publication of Electronics, Information and System Society (ISSN:03854221)
巻号頁・発行日
vol.126, no.10, pp.1212-1220, 2006-10-01
参考文献数
17
被引用文献数
17 10

本論文では,既設の無線LANアクセスポイントと,既存の無線LANアダプタを用いて端末の位置推定を行う手法を提案する。 本手法では,位置推定を行う場所において各無線LANアクセスポイントからの電波強度を事前に測定し,ユーザはそれらを事前モデルとして保持する。 ユーザは事前モデルと現在ユーザが観測できる無線LANアクセスポイントの電波強度を用いて現在位置を推定する。 しかし,屋内環境において無線LANの受信電波強度はマルチパス等の影響により複雑に変化するため,位置推定を行う際に利用するアクセスポイントを適切に選択する必要がある。 本手法においては端末の位置推定時に,アクセスポイントを選択する段階と位置推定を行う段階の2段階に分けることにより,位置推定のために有用な情報を提供するアクセスポイントを選択し,選択されたアクセスポイントの情報を利用して位置推定を行う。 実験の結果,適切なアクセスポイントを選択し位置推定を行うことにより,位置推定精度の向上を確認したので報告する。 加えて,無線LANによる位置依存アプリケーションを紹介する。

言及状況

外部データベース (DOI)

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こんな論文どうですか? アクセスポイントの選択を考慮したベイズ推定による無線LANハイブリット位置推定手法とその応用(伊藤 誠悟ほか),2006 https://t.co/lZRMOgR6Os

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