著者
早崎 史朗 三浦 実 有賀 友則
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 = The Journal of Japan Society for Clinical Anesthesia (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.28, no.3, pp.480-489, 2008-04-28
参考文献数
28
被引用文献数
1 1

  エホバの証人は命を大切にしており, 命を長らえるために, 道理にかなった取り組みを積極的に行う. そのため, 良質の医療を求め, ほとんどの医療処置を受け入れる. しかし, 聖書に基づく宗教上の理由から, 同種血輸血は受け入れず, 無輸血で行われる代替療法を求めている. その立場が医学的な面からも法律的な面からも道理にかなったものと言える理由を考察する. 未成年者に対する医療が問題となるが, 判断能力のある未成年患者であればその意思を尊重すべきであり, 判断能力がないのであれば基本的には親権者の意思が尊重されるべきである.

言及状況

外部データベース (DOI)

Twitter (3 users, 4 posts, 5 favorites)

なお、なぜ寛容のパラドックスを思ったかと言うと、JWの連中が12年前にある学会誌に寄港した以下の文献の主張を見てですね。要するに、子供の輸血拒否は親権者の意向を尊重しろというキチ結論を読んで、やはり彼らに寛容になるべきないと判断したからですね。 https://t.co/IoJxUWcuOF
今ちょっと CiNii で論文検索してたら、数週間前にブクマしたこれを思い出した。 早崎史朗ら 『エホバの証人への無輸血治療 : 倫理的・医学的・法的考察』 https://t.co/IoJxUWcuOF 麻酔科学会の論文への反論寄稿みたいなやつね。著者の3人は全員信者だろうが、今でもやってるのだろうか。

収集済み URL リスト