著者
小野 恭靖
出版者
大阪教育大学
雑誌
大阪教育大学紀要 (0xF9C1)人文科学 (ISSN:03893448)
巻号頁・発行日
vol.47, no.2, pp.99-115, 1999-01

日本古典文学に見られる言語遊戯の問題は近年に至り、次第に重要な視点として注目を集めつつある。日本語の言語遊戯は大きく"しゃれ""なぞ""戯語"の三種に分類できる(鈴木棠三説)が、本稿ではそのうち"戯語"を代表する"回文"について新見を交えて整理していきたい。"回文"はその性格から主として韻文の文芸作品において展開を見せたので、本稿での論述に際しては回文和歌・狂歌、回文連歌・俳諧という二項に集約させる形式で述べていくこととする。

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