著者
北原 聡
出版者
関西大学
雑誌
關西大學經済論集 (ISSN:04497554)
巻号頁・発行日
vol.51, no.2, pp.83-100, 2001-09

1919年に公布された道路法は我国初の体系的道路法規で、道路改良による自動車交通の促進を重要な目的としていた。自動車の通行と密接に関係する道路の構造は、道路法に付随した道路構造令で規格が定められ、幹線道路を構成する国道・府県道については、自動車2車線交通に必要な幅員が確保された。構造令に基づく国道・府県道の改良は、概ね構造令の幅員規格に則って実施され、戦間期に都市から地方へと広がり、鉄道輸送と競合した貨物自動車輸送の発展に、こうした改良が貢献した。

言及状況

Twitter (2 users, 2 posts, 0 favorites)

1 1 https://t.co/V0GZFrpBHf
北原聡のPDF公開論文。 道路法と戦間期日本の道路改良 : 自動車輸送をめぐってhttps://t.co/nAApf63mc9、道路と陸軍 : 明治後期・大正期を中心にhttps://t.co/1Jfb7xTs06

収集済み URL リスト