著者
幸地 省子 手島 貞一
出版者
東北大学
雑誌
東北大学歯学雑誌 (ISSN:02873915)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.70-75, 1997-06
被引用文献数
4

宮城県内の111産科医療施設を対象として, 1994年11月1日から1995年10月31日までの1年間に出生した口唇裂口蓋裂等顎顔面奇形が認められた児の発生数と, その出生状況について調査した。日本人出生数14,707児中26児に口唇裂口蓋裂がみられた。口唇裂口蓋裂の発生率は, 0.177%であった。性別裂型別発生率は, 男児で口唇裂が0.081%, 口唇口蓋裂と口蓋裂がそれぞれ0,067%, 女児で口唇裂が0.055%, 口唇口蓋裂と口蓋裂がそれぞれ0.041%であった。他の顎顔面奇形の発生はなかった。合併症が認められたのは6児, 23.1%であった。在胎週齢, 出生体重等出生状況においては, 母集団と差がみられなかった。

言及状況

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こんな論文どうですか? 宮城県における口唇裂口蓋裂発生の現況(幸地 省子ほか),1997 http://t.co/7PiKd1F3 宮城県内の111産科医療施設を対象として, 1994年11月1日から1995年10月31日までの1年間に出生した口唇裂口蓋裂等顎顔面奇形が…

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