著者
水野 進 寺井 弘文
出版者
神戸大学
雑誌
神戸大学農学部研究報告 (ISSN:04522370)
巻号頁・発行日
vol.13, no.2, pp.235-240, 1979

現在, 果実の鮮度保持剤(エチレン吸収剤)として市販されている, GP, NGP, AP-1,V-2について, そのエチレン吸収能力を検討した結果, 普通の包装状態(湿大気状態)では, NGPおよびAP-1のみが, エチレン吸収剤としての効力をあらわし, AP-1が, エチレン吸収能力(吸収速度と許容量)で最もすぐれていた。また, エチレン吸収剤を, ポリエチレン密封と併用することにより, 袋内がCA状態にあると共に, 袋内エチレン除去が可能であり, 単なるポリエチレン密封よりも, 果肉軟化の抑制, 内容成分の保持, すなわち, 鮮度保持に効果が期待出来るのは明らかである。

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こんな論文どうですか? 果実の鮮度保持に対する市販エチレン吸収剤の効果について(園芸農学)(水野 進ほか),1979 http://id.CiNii.jp/Bst0L

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