著者
小田 寛貴 増田 孝
出版者
名古屋大学
雑誌
名古屋大学加速器質量分析計業績報告書
巻号頁・発行日
vol.13, pp.189-194, 2002-03

我々はこれまで, 加速器質量分析法(AMS : Accelerator Mass Spectrometry)による^<14>C年代測定が古文書の年代判定法としてもつ有効性と限界とを示すことを目的として, 書跡史学の見地から年代を求めた古文書の^<14>C年代測定を名古屋大学年代測定総合研究センターのタンデトロン加速器質量分析計を用いて行ってきた.現在までに測定した古文書資料は表1に示した18点である.こうした研究から, 和紙は"old wood effect"による誤差(ずれ)が小さく, 暦^<14>C年代が歴史学的年代と大きく異なるものではないことを明らかにしてきた.これら18点の古文書のうち12点の資料(資料No.1-12)についての解説・歴史学的年代・^<14>C年代は, 既に別稿において報告されている(小田・増田ほか, 2000;小田・増田, 2001).そこで本報では, 今年度新たに測定を行った6点の資料について, その解説と^<14>C年代測定の結果を報じるものとする.前年度までに測定を行った12点の資料に続き, 資料番号を以下のようにNo.13〜18とした.

言及状況

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AMS(加速器質量分析法)による年代測定は名古屋大が結構やっていたはず。 http://t.co/CT0Y1MxvWE

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