著者
難波 啓一
出版者
一般社団法人日本生物物理学会
雑誌
生物物理 (ISSN:05824052)
巻号頁・発行日
vol.43, no.3, pp.118-123, 2003-05-25

The bacterial flagellar filament is a helical propeller for the rapid swimming of bacteria. Its gently curved and iwisted tubular structure is made of a single protein, flagellin, by its self-assembly in a helical manner. The mechanism for the formaiion of the left-handed helical tube for swimming and its dynamic polymorphic transition into right-handed forms for tumbling in response to quick reversal of the motor rotation has been revealed in the filament and protofilament structures at atomic detail obtained by convergent application of electron cryomicroscopy, X-ray fiber diffraction and X-ray crystallography with new technological devices in each of these methods.

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【べん毛その7】つまり、タンブリングによる超らせんの変化も、このフラジェリンの二つの型の比の変化が、応力に依ってアロステリックに起こるものと考えられる。 http://t.co/9o6vxO15 #微生物トリビア
【べん毛その6】その変異株の超らせんのピッチは、べん毛の素繊維の数と同じ11種類に分類され、両極端は素繊維がそれぞれ右と左にわずかに傾いた直線型。(たぶん、この変異株は生きていけないハズ) http://t.co/9o6vxO15 #微生物トリビア
【べん毛その5】実際、サルモネラ等の変異株で、フラジェリンのミューテーションによって超らせんのピッチ(周期)が異なる物が見付かっている。 http://t.co/9o6vxO15 #微生物トリビア
【べん毛その4】その為、超らせんの形成においてフラジェリンが二つの異なる状態を取る事で説明できるとするモデルが、70年代に提唱された。 http://t.co/9o6vxO15 #微生物トリビア
【べん毛その3】しかし、モノマーの重合でポリマーが出来る上で、直線の繊維は出来てもべん毛の様な超らせんはキホン無理。 http://t.co/9o6vxO15 #微生物トリビア
【べん毛その2】細菌は方向転換する術を持たないので、いわゆるタンブリングで向きを変えるが、この際べん毛の巻き方も左巻きから右巻きへと変わる。 http://t.co/ZJOlWsYA http://t.co/9o6vxO15 #微生物トリビア
【べん毛その1】大腸菌やサルモネラ菌などのバクテリアが泳ぐ際に用いるべん毛の大部分は、フラジェリンと言う一つのたんぱく質からなる。 http://t.co/9o6vxO15 #微生物トリビア

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