著者
増井 武士 池見 陽 村山 正治
出版者
産業医科大学学会
雑誌
産業医科大学雑誌 (ISSN:0387821X)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.243-248, 1983-06-01

フォーカシングにおいて, ある問題全体についての身体の感じ(フエルト・センス)とか, 漠然としたままでいることとか, そこから現われてくる何かを待つこと, など前言語的な体験に注意を向けることが大きな特徴である. また, その特徴は必然的に, フォーカシングにおけるある時点での体験をフォーカシング過程全体の流れの中で位置づけたり,自律性陰反応らの他の類似した体験との弁別を困難なものにしている.それ故フォーカシング体験を, あるstepごとに点検したり, その体験の質を吟味することが必要となる. 本論では, フォーカシングの提唱者である. E.T.Gendlinらがワークショップ利用している"Focusing Check"をより具体的で, かつ日本においても実用可能な形に作成しなおしたものを報告する. この点検の利用により, フォーカシング体験の推進の一助となりえる.(1983年2月21日 受付)

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フォーカシング体験か。知らんかった。RT @ronbuntter: RT @msuj : [印刷][論文]1983年のものか~という感じ。古さを感じさせない・・・と思う。 http://ci.nii.ac.jp/naid/110001261616
RT @msuj : [印刷][論文]1983年のものか~という感じ。古さを感じさせない・・・と思う。 http://ci.nii.ac.jp/naid/110001261616
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