著者
澤田 伸一 坂東 宏和 馬場 康宏 小野 和
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. コンピュータと教育研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.123, pp.9-16, 2003-12-15
参考文献数
6
被引用文献数
3

近年,小中学校でパソコンを使った授業が行われ始めており,幼稚園でも創造性を豊かにする道具として,パソコンは注目され始めている.しかし,現在のパソコンはキーボードとマウスで操作するため,文字を習う前の幼児のパソコン操作は困難である.我々はパソコンの操作をペン入力デバイスで行うことを考え,幼児が簡単に楽しく遊べるソフトウェアの試作を行った.ペン入力デバイスとして,画面の表面にタッチパネルを張った大型のプラズマディスプレイとタブレットPCを用意し,試作したソフトウェアを評価した.そのとき,同じソフトウェアでも,プラズマディスプレイの環境とタブレットPCの環境で操作に違いが見られた.本論文では試作したソフトウェアの試用から得られた見地のうち,主にひっぱる操作(ドラッグ)とつっつく操作(タップ)に注目し,それぞれの環境で幼児が多用する操作を調査し,その操作と発達段階やハードウェア環境との関係について考察する.

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こんな論文どうですか? 幼児に適したペンインタフェースの操作に関する一考察(澤田 伸一ほか),2003 https://t.co/EWyb1dnnfB

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