著者
和泉 潔 植田 一博 中西 晶洋 大勝 孝司
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.55, pp.416-417, 1997-09-24

「人間は複雑な社会システムの中で, いかに学習を行なうのか」という問題は, 認知科学や人工知能の分野で, 従来の方向性に対する反省として, 重大な課題となっている。また, 経済学の分野の方でも, 最近, 従来の経済理論における人間の学習に対する過度の理想化に対し強い批判が行なわれている。本研究の目的は, 上述の課題に対する解答への新しいアプローチを, 近年, 市場の激しい変動を経験した外国為替市場(以下, 外為市場)を一つのケーススタディとして, 提出することである。すなわち, 各々の市場参加者が相互作用しながら学習していくような新しい外為市場のモデルを構築する。本稿では既に我々が構築したモデルの概要と本モデルを用いて1995年の急激な円高の分析した結果を報告する。

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こんな論文どうですか? 複雑系アプローチによる外国為替市場モデルの構築(和泉潔ほか),1997 http://id.CiNii.jp/MINNL
こんな論文どうですか? 複雑系アプローチによる外国為替市場モデルの構築(和泉潔ほか),1997 http://id.CiNii.jp/MINNL

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