著者
黒須 正明 山寺 仁 本宮 志江 三村 到
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グループウェアとネットワークサービス(GN) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1995, no.67, pp.43-48, 1995-07-20
被引用文献数
11

臨場感通信において自然な双方向コミュニケーションを実現するためには、画面上の人物サイズをどのように表示すればよいのかを実験的に検討した。画面上の人物サイズを三段階、画面までの観察距離を三段階に変えた実験で、その自然さ等を評定させた結果、視角にして27度の条件が最も良いという傾向が見受けられた。この条件は日常的な対人距離を2m前後とした揚台には等倍提示の条件に相当するものであり、違和感に関する評定が等倍提示で最も低かったことと合わせると、人物サイズを等培で提示することの妥当性が支持されるように考えられた。An experiment was performed to find out an optimal condition of the size of the human body on the screen in the visual communication. There were three size conditions and three observation distance conditions in the experiment. The analysis of the rating data revealed that the condition of 27 degrees of the visual angle was the most natural. Considering that this condition corresponds to the actual size presentation if we assume the distance between two people facing each other to be 2 meters, we think a hypothesis that the human body should be presented in its actual size is supported.

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