著者
堀内 靖雄 三井 卓 財津 茜 市川 熹
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音楽情報科学(MUS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1998, no.74, pp.103-108, 1998-08-07
被引用文献数
4

本論文では人間二人の演奏およびテンポ一定で演奏を行なう計算機と人間による演奏を収録し、人間の演奏制御がどのように行なわれているのかということを調査する。相手に合わせるように教示された演奏者(伴奏者)は、ずれに敏感に反応し、テンポを修正して合わせようとすることが示された。また、テンポを早くしたいという欲求があるとき、その分をバイアスしてテンポ変化を行なうということが示唆された。相手をリードするように教示された独奏者は、伴奏者ほど敏感にテンポ変化をせず、テンポをキープしようとする意図がみられた。さらにずれが小さい場合には、ずれとはあまり相関のないテンポ変化を行なうことが観察された。We recorded several performances where two performers play together or one performer plays with a computer which can play with a fixed tempo. We analyzed the timing information of these performances. The result shows a performer who is instructed to be an accompanist changes her tempo according to the time lag between her and another performer (soloist). A performer who is instructed to be a soloist does not change her tempo according to the lag so much in order to keep their tempo. When the lag is very short, they change their tempo regardless of their time lag.

言及状況

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こんな論文どうですか? 二人の人間による演奏の協調動作について(堀内 靖雄ほか),1998 http://t.co/iP9f99mAIO 本論文では人間二人の演奏およびテンポ一定で…

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