著者
吉池 紀子 北端 美紀 武藤佳恭
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告数理モデル化と問題解決(MPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2000, no.85, pp.61-64, 2000-09-21

本論文では,ニューラルコンピューティングの組合せ最適化手法の応用として,現代語を組み合わせた現代風「いろは歌」の作成方法を紹介する.ここでは,現代風「いろは歌」作成問題を二種類の組み合わせ最適化問題として捉えることによりニューラルコンピューティング手法により解くことを可能にした.一つ目の問題はすべての仮名を重複なく用いるような文節の組を選ぶ問題である.二つ目の問題は日本語の係り受け制約に基づいて語順を決める問題である.シミュレーションでは,あらかじめ語群として用意した964語の文節の中からいろは歌作成を行なった。その結果,自然な日本語に近い現代風「いろは歌」を生成できることが示された.We present a neural computing approach for composing a new version of Iroha-Uta using modern Japanese words and grammar. A new Iroha-Uta can be composed by satisfying the following tow restrictions. ura One of restrictions is how to chose words that satisfy the rule of Iroha-Uta and the other is how to order these words for making sentence based on Japanese grammar. In our simulation, 964 preset words are used for making Iroha-Uta. Our experimental results shows that the proposed algorithm can compose variations of Iroha-Uta as natural Japanese sentence.

言及状況

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いろは歌の自動生成って誰かやってないのかなと思ったらやっぱりあった。2001年の研究だからその後の発展が気になる。 CiNii 論文 -  ニューラルコンピューティングの「いろは歌」作成への応用 http://t.co/s8OZRHPbxX #CiNii

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