著者
藤原義功 吉野 孝 宗森 純
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告マルチメディア通信と分散処理(DPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.88, pp.85-90, 2001-09-13

人と人との協調作業において,実世界の人の位置情報をパラメータとすることによる現実環境とシミュレーション環境およびロボットが動くいわばミニチュア環境とを融合するためのシステムを開発した.開発したシステムでは,現実環境の人の位置に対応して,計算機上に表示される位置およびロボットの位置が同期して動く.まず,この各環境が利用者に対してどのような印象を与えるかについての実験を行った.その結果,ロボットが動くミニチュア環境では,多人数で様々な角度から状況を観察することが可能であり,全体や部分の把握が容易であることが分かった.さらに,本システムを電子鬼ごっこへ応用したところ,ロボット操作側の評価の高いことが分かった.We have developed a system for fusion of a real world on actual evironment, simulation environment and miniature environment in which a robot moves. The position displayed on a computer and a robot's position are corresponding with the location of a man in actual environment. We carreid out the experiments for investigating about what impression these environment give to users. The results show that we can observe a situation from various angles by many people, and can grasp of the whole or a portion was easy in the miniature environment. We applied this system to an electronic playing tag. The result seems that the evaluation of the robot operator is high.

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? 位置情報を利用した現実環境とシミュレーション環境の融合,2001 http://ci.nii.ac.jp/naid/110002938593 人と人との協調作業において, 実世界の人の位置情報をパラメータとすることによる現実環境とシミュレーション環境および

収集済み URL リスト