著者
頴原 桂二郎 小川 晃通 杉浦 一徳 村井 純
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. DPS,マルチメディア通信と分散処理研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.107, pp.79-83, 2001-10-19

本研究では,BSDの経路表を多段化し,D旧servにおけるサービス区分を表わすDSCPの値ごとに経路表を選択できる援構およびそれらを操作するインターフェイスを実装した.DSCPを経路制御に結びつく要素とし,有線・衛星など明らかに異なる特性を持ろリンクを利用した経路を効率良く切り替えることは有用である.このようにDSCPに特別の意味を持たせD旧servのサービス区分をもとに経由すべき経路を選択できるようにすることで,よりサービスに適したパケット転送が可能となる.本実装は2001年春のWIDE合宿のバックボーンで地上・衛星回線の選択に使用され,その有用性を確認するとともに評価をおこなった.また,追加される経路が小規模であると予想されたため,経路表の切り替えおよび経路計算は線的なものとしているが,規模性を考慮した場合,メモリ使用量・計算時間など改善の余地は多く,この点についても考察する.

言及状況

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少し言いすぎた。確かにL4以上のルーティング処理をルータが自己完結的に実行するってのは難しそう。DSCP値で引っ掛けるってのはあったけど。  Diffservと連動した経路選択機能の実装http://t.co/LW5C3hib

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