- 著者
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池田 央
- 出版者
- 日本教育工学会
- 雑誌
- 日本教育工学雑誌 (ISSN:03855236)
- 巻号頁・発行日
- vol.24, no.1, pp.3-13, 2000-06-20
- 被引用文献数
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筆記試験から始まったテスト法の考え方ならびにその理論と技術の発展史を振り返り,この100年を客観測定の時代と位置付けた上で,これからのテスト技術が向かうであろう研究方向と,それに必要な課題と展望を行った.それはコンピュータと情報通信技術に支えられた「力量査定」の時代であり,従来のテストが果たしてきた狭い役割モデルの中でなく,学習活動そのものに深くかかわる広い教育行為の中に組み込まれたテスト技術でなければならないことが強調された.それは力動的テスト法とでもいうべきもので,高度な技術を必要とし,従来からの心理測定理論の延長線上にあるものばかりでなく,全く新しいパラダイム変換が要求されるものもあり,多くの分野から研究者の参入が期待されるものである.