著者
鈴鴨 よしみ 寛 善行 賀本 敏行 荒井 陽一 小川 修 福原 俊一
出版者
社団法人日本泌尿器科学会
雑誌
日本泌尿器科學會雜誌 (ISSN:00215287)
巻号頁・発行日
vol.93, no.6, pp.659-668, 2002-09-20
参考文献数
11
被引用文献数
7 6

(目的)前立腺癌疾患特異的QOLを測定する尺度「UCLA Prostate Cancer Index(UCLA PCI)」を翻訳し,オリジナルと等価概念を現す日本語版を作成すること(対象と方法)多段階のプロセスを経てオリジナル版の翻訳を行った.さらに,前立腺癌患者6名を対象にパイロットテストを実施し,翻訳上の問題点や実施上の問題点を抽出して改訂し,原作者の了承を得た.(結果)項目分析の結果,無回答者がいた4項目,一つのカテゴリーに片寄る1項目が抽出された.無回答であった項目はその後の質的解析により回答選択肢に問題が見つかり,改訂され解決された.回答に偏りのある項目は,対象が症状の安定した群であったためと考えられた.他の項目は性機能を含め,十分な回答率が得られた.所用回答時間は5.5分と負担のないものであった.(結論)理解しやすく負担のない,且つオリジナル版の持つ概念と等価であると認められたUCLAPCI日本語版version1.2が完成した.また,尺度開発におけるパイロットテストの有用性が示された.

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こんな論文どうですか? University of California at Los Angeles Prostate Cancer Index (UCLA PCI) 日本語版作成の(鈴鴨 よしみほか),2002 http://t.co/A9tJVhIWTU
こんな論文どうですか? University of California at Los Angeles Prostate Cancer Index (UCLA PCI) 日本語版作成の(鈴鴨 よしみほか),2002 http://id.CiNii.jp/M0M8L
こんな論文どうですか? University of California at Los Angeles Prostate Cancer Index (UCLA PCI) 日本語版作成の試み(鈴鴨よしみほか),2002 http://id.CiNii.jp/M0M8L

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