著者
上山 憲昭
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.83, no.7, pp.999-1011, 2000-07-25
被引用文献数
17

IP網の帯域割当サービスに対して定額課金を適用した場合, 同一料金を支払っているにもかかわらず, ふくそう時にはサービスを利用できるユーザと利用できないユーザが生じることから, ユーザ間の公平性が満たされない.そこで各々の通信セッションを課金単位とする新しい課金手法を提案する.提案手法では, 個々のサービスに応じた料金をセッションを単位に設定でき, またユーザは使用した量に応じて料金を払えばよく, ユーザ間の公平性が満たされる.セッション価格にサービス要求発生率と発呼時の同時接続数という二つの網状態を反映させることにより, 総需要を平滑化し呼損率の低減と網収入の向上を図る.ユーザの選択行動を非集計行動モデルで, サービス需要を数量化理論I類のカルマンフィルタモデルで各々予測し, 網収入を最大化する最適価格セットを導出, 適用する.数値計算により, 定額課金や静的課金モデルに対する提案方式の有効性を示す.

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こんな論文どうですか? IP網の資源割当サービスを対象とした公平性を満足する課金方式,2000 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003182184

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