著者
先山 卓朗 大野 直樹 椋木 雅之 池田 克夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.84, no.2, pp.248-257, 2001-02-01
参考文献数
12
被引用文献数
41

複数台のカメラにより撮影される遠隔講義において, 遠隔地に送信すべき映像を選択するという作業は, 現在主に講義を行う講師自身により行われており, 講師にとって大きな負担となっている.そこで, 本論文ではこの作業を自動化する手法を提案する.まず, あらかじめ定義した講義状態の遷移系列により講義状況を表し, その講義状況とそれに応じた送信映像との関係をルール化する.講義状態は, 実際の講義の情景から容易に観測可能な情報を組み合わせて構成するため, 抽出された講義状態系列と作成したルールをマッチングさせることにより, 講義の内容理解にまで踏み込むことなく, 適切な映像を選択することが可能となる.黒板, OHPを利用した模擬講義に対して実験を行い, 本手法により実時間での送信映像選択が可能であることを示した.

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