著者
鈴木 利則 大橋 正良
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SSE, 交換システム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.94, no.207, pp.105-110, 1994-09-01

情報ネットワークは大規模化・広域化し,多様なアクセス手段を提供するようになった.また,高価な情報を,手軽にネットワーキングする需要が生まれつつある.このような環境においては,網がクラック・ハッキングされる機会が増すとともに,これが成功裏に終わったときの被害が大規模となる危険性が高い.すなわち,網がユーザを確実に認証し不正を排除する技術がますます重要になる.以上の背景から筆者らは,汎用WS・汎用PC上で動作する,ICカードを用いた分散処理型認証システムを開発したので報告する.本システムは,ユーザ側の認証情報はCPU付きICカードのみが操作し,端末側から不正に認証情報を見ることはできない.網側では認証の分散処理を行い,安全性を損なうことなく負荷の集中を防いでいる.また網とユーザの相互認証を実現している.

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こんな論文どうですか? ICカードを用いた分散処理型認証システムの開発,1994 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003235390

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