著者
神宮 愼司 永山 義行 中林 寛暁 小園 茂
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. A・P, アンテナ・伝播 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.210, pp.109-114, 1999-07-22

低基地局アンテナ高であるPHS基地局からの受信レベルデータを用いて、伝搬損失距離特性を携帯電話等で用いられている基地局からの直距離と損失の関係で表わす方法(マクロセルモード)と基地局のある通りと交差道路に分けてその道のりの距離と損失の関係で表わす方法(ストリートマイクロセルモード)について、その表現法め精度を検討した。精度の評価尺度には実験式に対する実測データの標準偏差を、伝搬パラメータはビル街、住宅地、開放地の地物パラメータを用い検討した。ビル街及び住宅地の標準偏差は、マクロセルモードでは約12dBでストリートマイクロセルモードの2倍となりストリートマイクロセルモードによる表現が適するが、開放地においては両モードの差は小さくなった。

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