著者
茶堂 晃二 岡田 義広 新島 耕一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.165, pp.31-36, 2003-06-26

著者らは,対話型CGアニメーション作成システムについて研究開発を行っている.本論文では,市販のジョイスティックを入力デバイスとして使用する,操り人形(マリオネット)のメタファーを導入した,対話的なCGキャラクターの動き生成手法を提案する.ジョイスティックから得られる情報量は自由度の大きい人形を動かすには不十分であり,人形の動きに制約を加える必要がある.そこで,重力場の導入と地面との接触に基づく制約を導入した.実世界における操り人形と同様の動きを生成可能であり,エンターテイメント分野への応用が期待できる.具体的なアルゴリズムの説明と生成される動きを示すことにより,本手法の有用性を述べる.

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