著者
吉本誠也 高野茂 岡田義広
雑誌
第75回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2013, no.1, pp.219-220, 2013-03-06

本研究では複数台Kinectボーン情報を組み合わせることによって単一のKinectでなし得なかった高精度モーションキャプチャシステムを構築する。複数台Kinectを用いる場合、KinectのRGB画像、深度画像より全てのKinectのボーンの信頼度を定義し、その信頼度の高いボーンを組み合わせることによって一つのモーションデータを生成する必要がある。今回筆者はKinectのボーン情報に加えて過去情報、制約条件を組み合わせたボーン情報信頼度評価指標を導入したモーションデータ生成システムを紹介する。
著者
川述 文比古 高野 茂 岡田 義広
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2008, pp.40-40, 2008

本論文では画像の複雑さを表すフラクタル次元に基づく類似画像検索システムを提案し、フラクタル次元の画像検索への有用性を調査する。このシステムは、画像の領域分割を行い、各領域ごとにフラクタル次元を測定する。その領域の色分布とフラクタル次元に基づく画像間の類似度を提案する。 画像を領域分割する段階において混合フラクタルの基準を用いることにより、各領域の適切な特徴を抽出することが可能である。実験では、ユーザがインタラクティブに質問可能な類似画像検索システムを構築し、提案手法の有用性を検証する。
著者
赤石 美奈 岡田 義広 中谷 広正 伊東 幸宏 田村 貞雄
出版者
情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.40, no.3, pp.831-839, 1999-03-15
被引用文献数
5

本論文では 歴史学研究の分野における膨大で多様な史料の管理・検索システムと 史料データの持つ時間と位置の属性に基づき 史料を3次元空間内に配置する可視化システムに関して述べる. 本研究では 1867年 (慶応3年) の伊勢神宮・秋葉三尺坊大権現などの御札降りを発端とした「ええじゃないか」に関する史料を題材として用いている. そこでは 多様な史料を扱い 各種のデータベースの情報を相互利用することが必要となる. そこで 多様な史料を メディア・オブジェクトとして統一的に扱い そのメディア・オブジェクトを管理・検索するシステムを開発した. また 歴史学研究を支援するためには 多大な史料から データの特徴を見出すための史料可視化システムが必要である. そのためには (i) データ間の比較が容易に行え それらの特性が表現されていること (ii) 時や場所の違いによるデータの変化が一目で把握できることが必要である. そこで 格納された史料の時間と位置の属性に基づき データを投影した2次元図表を3次元空間に配置し 視点の方向を変えることにより データの時間や位置の違いにおける変化 データ間の相関を俯敞できるシステムを開発した. これにより 各時代や土地でのデータの特徴や分布を概観でき 多角的な解析を行えるようにし 仮説生成や検定を支援する。This paper treats a historical datamanagement and visualization system for history research supports. There are many kinds of historical data, such as texts, sounds, images. Usually each of these kinds of data is managed in a different database system. The authours system provides functions to collect data from some different database systems, to manage them as uniform media objects and to represent historical databased on time and location attributes. In this system, values concerning a time attribute are represented in a single chart plane. Some chart planes are composed into something like a binder note in a 3D space. This composed component is located at its associated position on a map. It is possible to see the transitions of data corresponding to each location by changing time attribute value from the various eye positions.
著者
茶堂 晃二 岡田 義広 新島 耕一
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.165, pp.31-36, 2003-06-26

著者らは,対話型CGアニメーション作成システムについて研究開発を行っている.本論文では,市販のジョイスティックを入力デバイスとして使用する,操り人形(マリオネット)のメタファーを導入した,対話的なCGキャラクターの動き生成手法を提案する.ジョイスティックから得られる情報量は自由度の大きい人形を動かすには不十分であり,人形の動きに制約を加える必要がある.そこで,重力場の導入と地面との接触に基づく制約を導入した.実世界における操り人形と同様の動きを生成可能であり,エンターテイメント分野への応用が期待できる.具体的なアルゴリズムの説明と生成される動きを示すことにより,本手法の有用性を述べる.