著者
比屋根 一雄 澤部 直太 飯尾 淳
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声
巻号頁・発行日
vol.97, no.586, pp.65-72, 1998-03-05
被引用文献数
17

短時間に減衰する単発音について、その擬音語表現を6種類に分類し、それらの実際の音信号のスペクトル構造の特徴について調べた。ガンマトーンを用いた疑似単発音について擬音語への認知実験を行い、中心周波数、残響時間、周波数ゆらぎに対するパラメータ依存性を定量的に解析した。カン、チンなどの衝突減衰音では母音が中心周波数を表し、1kHz以下は/o/、1〜2kHzは/a/、2kHz以上は/i/を用いる。残響時間は語尾変化として表われ、4kHzでは0〜100msがチッ、100〜200msがチン、300ms以上がチーンと表現される。純粋なガンマトーンに周波数揺らぎを加えてゆくと、カンやタンから、パン、バン等の破裂音として認識されるようになる。

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こんな論文どうですか? 単発音のスペクトル構造とその擬音語表現に関する検討(比屋根 一雄ほか),1998 http://t.co/q9tad90Rb6
こんな論文どうですか? 単発音のスペクトル構造とその擬音語表現に関する検討(比屋根一雄ほか),1998 http://id.CiNii.jp/NzdPL

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