著者
川上 隆 中井 満 下平 博 嵯峨山 茂樹
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. SP, 音声 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.627, pp.25-32, 2000-02-18
参考文献数
14
被引用文献数
2

本稿では、隠れマルコフモデル(HMM)を用いて与えられた旋律に自動で和声付けを行なう手法を提案し、実験的検討結果を報告する。旋律は背後に隠れた和声進行から生成される、とする旋律生成の隠れマルコフモデルを提唱し、その逆問題として、与えられた旋律から背後の和声進行を最尤推定する。2種類の和声進行のモデル、いくつかの旋律生成のモデル、さらにN-bestアルゴリズムによる和声付け複数候補抽出や、与えられた旋律の調性推定及び転調検出についても論じる。童謡や歌曲及びバッハのコラールから学習した和声進行確率モデルを用いた、実際に和声付け実験を行なった結果についても述べる。

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