著者
葛 崎偉 吉岡 尚美
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. CST, コンカレント工学
巻号頁・発行日
vol.98, no.220, pp.47-54, 1998-07-28
被引用文献数
1

本論文は、2プロセッサを用いてリストトケジューリングを行なったときのプログラムネットの挙動を調べる。対象のプログラムネットは有向閉路を持たなくSWITCH-lessであり、さらに個々のAND-nodeが高々一つの入力技しか持たないものとする。優先リストは静的と動的なリストが混在する混合型のものである。本論文では、まず実行中のプログラムネットの状態を解析し、(i)それぞれのノードの優先順位、(ii)最優先ノードの入力トークン数および(iii)最優先ノードの数に関する性質を求める。そして、これらの性質を利用して、混合型優先リストによって得られたスケジュールが最適となるための一つの重要な定理を証明する。最後に、プログラムネットの挙動を解明するためのネット構造性質を与える。

言及状況

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こんな論文どうですか? 2プロセッサを用いたアサイクリックSWITCH-lessプログラムネットのリストスケジューリング性質について,1998 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003300075

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