著者
山口 真美 加藤 隆 赤松 茂
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.79, no.2, pp.279-287, 1996-02-25
被引用文献数
54

本研究は, 顔の2次元的なパーツの配置情報が年令と性という次元に関してどの程度明確な指標となり, ヒ卜の感性的な評価を支持するものなのかを探索的に調べた分析を報告する. 分析の結果から, (1) 本研究で使用した顔の物理的情報から, 年令の分類がうまくなされること, (2) 性による顔の分類が顔の "部分的な特徴" によってなされるのに対し, 年令による顔の分類は顔の "全体的な特徴" によってなされる傾向が見られること, (3) 特に男性の顔に関しては男らしさといった感性的評価が年令の次元でなされること, 等が示唆された. これらの結果をもとに, 生物的な刺激に対する感性情報を "年令" と "性" の次元からとらえることについて議論を進めた.

言及状況

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こんな論文どうですか? 顔の感性情報と物理的特徴との関連について : 年令/性の情報を中心に,1996 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003312374

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