著者
清田 公保 江崎 修央 柳井 貴志 山本 眞司
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.79, no.2, pp.310-317, 1996-02-25
被引用文献数
17

本論文では, 視覚障害者, 特に中途失明者を対象としたオンライン日本語入力インタフェースを新たに提案する. 本方式は, キーボードや点字キーの位置を黙視確認できない中途失明者にとって修練なしに利用可能な情報入力手段を提供するものである. 最初に, 視覚障害者に適した操作性の良い入力手段に関する基本的考え方を整理し, 次いでそれに基づく基本設計の概要を述べた. 次に, これらの設計思想に基づいたプロトタイプの試作を行い, 最後に被験者評価実験を通して従来の仮名漢字変換による入力方式との比較を行った. 実験の結果, 情報機器の操作経験のない視覚障害者でも本方式は容易に利用できることを確認し, また入力時間についても, 認識精度の向上による候補文字の読み上げ回数の削減により, 従来の仮名漢字方式に習熟した人の2倍まではかからない見通しが得られた.

言及状況

Twitter (1 users, 3 posts, 0 favorites)

こんな論文どうですか? 視覚障害者のためのオンライン日本語入力インタフェースの基本設計,1996 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003312378
こんな論文どうですか? 視覚障害者のためのオンライン日本語入力インタフェースの基本設計,1996 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003312378
こんな論文どうですか? 視覚障害者のためのオンライン日本語入力インタフェースの基本設計,1996 http://ci.nii.ac.jp/naid/110003312378

収集済み URL リスト