著者
柴田 里程
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. A, 基礎・境界 (ISSN:09135707)
巻号頁・発行日
vol.83, no.6, pp.605-611, 2000-06-25
被引用文献数
4

Kullback-Leibler情報量に基づく様々な統計的モデル選択基準についてその特徴を比較するとともに, 目的によって使い分けることの重要さを指摘する.また, 漸近近似に依存する基準に関しては, その近似の有効性が重要であることを例示し, 特に離散値に対するモデルに関しては, 漸近近似に頼らない方法, 例えばブートストラップ法を用いてKullback-Leibler情報量を推定する必要があることを示す.

言及状況

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柴田さん (2000) 「情報量規準による統計的モデル選択」 http://t.co/wMRuMY7WTE という「その後」の解説もあり,Efron による bootstrap 利用のモデル選択改良案をさらに改良する方法などが提案されている.

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