著者
古賀 一男
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. HIP, ヒューマン情報処理 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.479, pp.47-50, 2005-12-15
参考文献数
15

歌舞伎は日本の伝統的な総合芸術である.古来より歌舞伎は, その様式化された「所作」, 「舞台装置」, 「筋書」等によって, 至って判りやすく共感を得やすい芸術としての地位を築きあげてきた.歌舞伎の所作の中には「睨み」と呼ばれる特別な眼球位置を舞台の上で見ることができるが, この非対称的な眼球運動が「美」の一般的基準とどのようなかかわりをもつのかという点について, 幾つかの異なった芸術, 工芸, 建築などのデザインと比較することで共通する「美」の基準を提唱する試みについて報告する.

言及状況

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歌舞伎の「睨み」についてちょっと調べたいのだけど、cinii漁ったら奇妙な論文でてきた…「眼球運動から見た歌舞伎の所作「睨み」は一般的な美的感覚へと問題を敷衍できるか」https://t.co/mJ0eQ8SbPM

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