著者
二宮 佑一 大塚 吉道 和泉 吉則 合志 清一 岩舘 祐一
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.42, no.5, pp.468-477, 1988-05-20

ハイビジョン(高品位テレビジョン)の実用化を進めるにあたっては, 放送に用いる信号伝送方式の確立が必要である.NHKが開発した12GHz帯の放送衛星を用いてハイビジョン放送を実施する目的で開発したMUSE(Multiple Sub-Nyquist Sampling Encoding)は, 実際に運用中のBS-2b(放送衛星-2b号)を用いた実験をくり返し, その実用性が確かめられた.本論文ではハイビジョン衛星放送の要件を論じ, それに適合するMUSEの原理, 構成, 機器開発について述べる.MUSEは実用性を重視した固定サブサンプリング伝送方式であり, 極めて簡単なシステムではあるが, 高い画質を保ってハイビジョン画像を8.1MHzのベースバンドに帯域圧縮できる.MUSEの開発によりBS単一チャンネルで放送することが可能になった.

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どういうことだ 『色差信号(C 信号)に関しては(中略)広帯域な伝送が行える初期のMUSE と同じサンプリングパターンを採用した.』 ハイビジョン衛星伝送方式-MUSE- http://t.co/LRJejIU66m

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