著者
田崎 明 巨瀬 勝美 拝師 智之
出版者
研究・イノベーション学会
雑誌
年次学術大会講演要旨集
巻号頁・発行日
vol.14, pp.59-63, 1999-11-01

筑波大学・物理工学系・巨瀬^^<こせ>研究室で研究開発されたMRI(磁気共鳴影像法)の計測技術を基に、大学院生の拝師^^<はいし>がベンチャー会社であるエム・アール・テクノロジーを起こした。これは筑波地区におけるTLOのモデル・ケースとして実験的に進めてきたものである。技術移転を世話した筑波リエゾン研究所は、この実験の途中でTLOとしての承認を得ている。今回の報告は技術移転に携わった3名の連名であるが、田崎が全体の意見をまとめて"ベンチャー作り実験"の経過報告を行う。特に、技術移転によってベンチャー企業を起こす際の参考になると思われる事項や、当事者達の気持ちを記録して、今後の参考として残すことにした。報告は基礎となった技術(内容は場違いではあるが、実験モデルの設定としては避けて通れない)、研究から企業化を考える過程、具体化に際しての問題、今後の課題など項目に分けて報告する。

言及状況

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国内でもMRIに関する産学連携ベンチャー創業に関しての非常にためになる素晴らしい論考がある。なんと著者は @Hal_Tasaki さんのお父様。 https://t.co/PmZXSOarAf
@Hal_Tasaki 最近田崎明先生の記事を読みました。MRテクノロジーの起業に関わられてたのですね。https://t.co/8RSkXB4mSM 基礎工の理念をまさに体現されており学ぶことが多かったです。ベンチャー企業が100億円近く集めて量子コンピュータを作る時代、大学人として考えさせられます。
筑波大で行われた実験的なベンチャー企業の報告 国立大学の技術を基にした企業創出の実際と問題点 http://t.co/o2T5KbjU 『大学の技術を外部に持ち出すことは大変なことである。』NMRも小型の物なら桁違いの価格で作れるはずです。特許と会計、権利とお金の問題でしょうね。

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