著者
佐々木 均 西島 浩 小野 泱
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.87-90, 1988
被引用文献数
3

吸血源動物を知る目的で, 北海道に分布するSimulium属の主要種である, アシマダラブユとアカクラアシマダラブユの2種のblood-mealをELISAを用いて, 免疫学的に同定した。アシマダラブユでは抗ヒト, 抗ウシ, 抗ウマ, 抗ヒツジ, 抗エゾシカ血清に, アカクラアシマダラブユでは抗ヒト, 抗ウシ, 抗ウマ血清にそれぞれ陽性反応を示したが, 抗鳥類血清に陽性反応を示した個体はなかった。この2種のブユは趺節の爪が歯をもたないS型であることからほ乳類吸血性とみられていたが, 本報に示された結果からこのことが免疫学的にも確認された。

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(北海道の)ブユについて学術情報検索をしてみたら詳しい分類学的研究の報告があった。 小野決 - 帯広畜産大学学術研究報告. 第 I 部, 1982 - ci.nii.ac.jp北海道産ブユ類の分類学的研究および獣医学との関連性について http://ci.nii.ac.jp/naid/11000645428 北海道で31種も見つかっているが、アシマダラブユが人畜共通で被害者となっている最悪のブユ ...

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