著者
中島 智晴 村田 忠彦 石渕 久生
出版者
社団法人日本経営工学会
雑誌
日本経営工学会論文誌 (ISSN:13422618)
巻号頁・発行日
vol.47, no.3, pp.199-206, 1996-08-15
被引用文献数
6

本研究では, クラシファイアシステムを用いて多次元パターン識別問題に対する言語的識別ルールの自動生成を行う方法を提案する.提案手法では, 各々の言語的識別ルールが個体として取り扱われ, 交叉や突然変異などの遺伝的操作が適用される.言語的識別ルールの適応度は, そのルールにより正しく識別されるパターン数と誤識別されるパターン数により定義される.提案手法は, 学習用パターンから少数の言語的識別ルールを自動的に生成することができるので, 言語的知識の獲得手法と見なすこともできる.提案手法の有効性は, 2次元パターン識別問題の例題と13次元パターン識別問題であるワインデータの識別問題に対する数値実験により示される.

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