著者
谷口 小百合 Chang Kowei 相田 明 Sayuri Taniguchi Chang Kowei Aida Akira Suzuki Makoto
出版者
東京農業大学
雑誌
東京農業大学農学集報 (ISSN:03759202)
巻号頁・発行日
vol.48, no.3, pp.115-127, 2003-12
被引用文献数
2

どのような庭園景に癒しをを感じるかを明らかにする目的で、国内外の庭園景の写真40枚を刺激として、SD法によるイメージ調査を実施した。被験者は東京農業大学地域環境科学部造園科学科の学生30人である。評価結果をイメージプロフィール、検定、因子分析により考察、またヒアリング調査を同じ被験者20人に実施して評価要因も考察した。その結果、被験者が庭園景から受ける癒しを規定していた基本因子は情趣性、自然性、清澄性であった。そして庭園景に対する「好き」と「癒される」という感情はほぼ同じであった。癒しを感じる庭園景は特に苔や水のある、湿った印象の強い坪庭、露地、日本庭園など日本独特の景観であった。またヒアリング調査の結果から、特定景観に癒しを感じる理由として原風景が強く影響しているものと考察された。

言及状況

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こんな論文どうですか? 庭園景から受ける癒しのイメージに関する調査研究(谷口 小百合ほか),2003 https://t.co/pVwK1t1hn4 どのような庭園景に癒しをを感じるかを明らかにする目的で、国内外の庭園景の写真40枚を刺激として、S…

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