- 著者
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相田 明
鈴木 誠
進士 五十八
- 出版者
- 社団法人日本造園学会
- 雑誌
- ランドスケープ研究 : 日本造園学会誌 : journal of the Japanese Institute of Landscape Architecture (ISSN:13408984)
- 巻号頁・発行日
- vol.65, no.5, pp.393-396, 2002-03-30
- 被引用文献数
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4
6
英国のイングランドとウェールズにおけるナショナル・ガーデン・スキーム(NGS)は,1927年より現在に至るまで組織化されたオープンガーデン(個人庭園の公開)を開催している。本研究はその議事録を中心に,団体が設立されるまでの背景ならびに,その変遷を調査した。その結果,NGSの活動の特色として(1)団体との提携・合併による組織の強化,(2)ナーサリーや小規模な庭園にいたる公開庭園タイプの充実や,茶菓の提供,植物販売という,サービスプログラムの多様化,(3)時代の要請によって寄付先の選択肢の拡大・多様化を行なう一方,庭園主に選択権の一部を委託する運営手法の柔軟性,といった3つがあげられた。