著者
瀧川 美穂 Miho TAKIGAWA
出版者
東北大学文学部日本語学科
雑誌
言語科学論集 (ISSN:13434586)
巻号頁・発行日
no.1, pp.75-86, 1997

『方言文法全国地図』の命令形の分布図を見ると、富山県呉西地域は形式のばらつきが大きく、分布が不明瞭であるが、それは当地域の命令表現が、複数の方言形の形式を、強要度や性差によって共通語と異なる枠組みの中で使い分けするようになっているためである。形式の層ごとに見れば、当地域にも均質な層が見られ、改めて平野部と山側との地域差をつかむことが可能となった。方言文法全国地図富山県呉西地域命令表現強要度男女差

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https://t.co/wHsTHVZTg8 滝川美穂(1997)「富山県呉西地域における命令表現の体系」 「『方言文法全国地図』の命令形の地図を見ると、富山県呉西地域は形式のばらつきが大きく、分布が不明瞭であるが、それは当該地域の命令表現が、複数の方言形の形式を、

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