著者
後藤 康一 植西 邦生 岩佐 寧
出版者
日本保険医学会
雑誌
日本保険医学会誌 (ISSN:0301262X)
巻号頁・発行日
vol.101, no.4, pp.419-430, 2003-12-17

第100回日本保険医学会定時総会が平成15年10月16日,17日の2日間に亘り東京都千代田区有楽町の有楽町朝日ホール(マリオン11階)にて行なわれた。第一日目の小林三世治会長による講演「わが国における保険医学研究」では今までの保険医学が歩んできた道筋と今後の展望が語られた。ついでAchim Regenauerミュンヘン再保険会社医長による特別講演では,ヨーロッパでの保険加入と遺伝子検査をめぐる状況と,保険医学に従事する者の果たす役割の重要性が報告された。今年のパネルディスカッションでは介護保険が取り上げられ,民間が行なう介護保険の展望が討論された。第二日目は,自社のデータに基づく研究報告や文献的考察,事例報告,提案など多様な12題の一般演題を挟んで,明治大学森宮教授は「医療リスクマネジメント〜わが国における方向性を求めて〜」と題する特別講演で,医療事故発生の原因,事故発生予防への視点,事故予防のシステム構築を説かれた。さらに,今年度は,16年ぶりに経験発生率調査ワーキンググループによる条件体についての死亡率研究報告も行なわれた。

言及状況

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こんな論文どうですか? 第100回日本保険医学会定時総会参加報告,2003 http://ci.nii.ac.jp/naid/110004697958 第100回日本保

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